臨床工学技士は、総合病院などで働くスタッフだ。
患者の命を扱う医療装置を扱う工学技術者でもある。
そのため医学的な知識はもちろん、工学的な知識を必要とする。
責任のある仕事だが、その分やりがいがあり、おすすめ職種だ。
臨床工学士になるには大学、短大、専門学校などで、3年以上学び卒業する必要がある。
それにより国家試験の受験資格を得られるのだ。
合格して初めて、資格を得ることができる。
臨床工学士の職場は、総合病院や透析クリニックだけでなく、医療機器メーカーという選択肢もある。
気になる年収は、450万から600万ほど。
特に透析クリニックに就職した場合は、総合病院よりも収入が良いケースが多いようだ。
当然、キャリアによってはそれ以上になる。
具体的な仕事内容としては、病院で透析関係の機器を扱ったり、手術室で人工心肺装置を操作したり、といった機器類の操作がメインだ。
その他、カテーテル検査室での仕事もある。
つまり、高度な機器を扱う専門スタッフということだ。
病院内で扱っている機器全般のメンテナンスを行うのも、臨床工学技士の仕事だ。
夜勤や残業もあるが、人の命を扱う仕事のためやりがいは大きい。
夜勤や残業の場合は、もちろん夜勤手当、残業手当がつく。
年々、医療機器は進歩していくので、需要の高い職種だ。
歴史の浅い資格だが、これから認知度も上がり、ますます需要が増えると考えられ、将来性のある仕事といえるだろう。